
平均で一日四時間、驚くべきことに若者の20%は一日七時間も使うスマホ。
これにより習慣が変わり、これまで人類が体験したことのない種類のストレスが存在するようになった。
睡眠時間が減り、座っている時間が増えた。
これらは脳にしてみれば未知の世界。
これらがどういう結果を引き起こすか。それに答えた本です。
是非ご覧ください。
まえがき:コロナに寄せて-まえがき
第1章:人類はスマホなしで歴史を作ってきた
・人類が現代に適応できない理由
・人間は現代社会に適応するようには進化していない
・感情があるのは生存のための戦略
・決断を下すとき、私たちを支配するのは感情
・ネガティブな感情が最優先
第2章:ストレス、恐怖、うつには役目がある
・ストレスのシステムが作られた過程
・扁桃腺ー人体の火災報知器
・すぐに作動する扁桃腺
・不安ー起きるかもしれないという脅威
・不合理な不安さえも合理的
・うつは天然の防護服か?
・長期にわたるストレスの代償
・うつ症状ー感染への防御?
・感情を言葉で表せることが大事
・警告フラグ必ずしも「いちばん強いものが生き残る」わけではない
第3章:スマホは私たちの最新のドラッグである
・ドーバミンの役割
・脳は常に新しいもの好き
・「かもしれない」が大好きな脳
・「もしかしたら」がスマホを欲させる報酬中枢を煽るSNS
・シリコンバレーは罪悪感でいっぱい
・IT企業トップは子供にスマホを与えない
・デジタルのメリーゴーラウンドにぐるぐる回されてしまうのは簡単だ
第4章:集中力こそ現代社会の貴重品
・マルチタスクの代償
・脳は働きが悪いときほど自分をほめる
・かぎりある作業記憶サイレントモードでもスマホは私たちの邪魔をする
・リンクがあるだけで気が散る
・私たちはさらに気が散るように訓練を重ねる
・手書きメモはPCに勝る
・長期記憶を作るには集中が必要
・脳は近道が大好き
・グーグル効果ー情報が記憶に入らない
・周囲への無関心
第5章:スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響
・過小評価されている睡眠
・私たちはなぜ眠るのか
・ストレスーそれにスクリーンーが眠りを妨げる
・ブルーライトの闇
・電子書籍vs「普通の」本
・感じやすさは人それぞれ
第6章:SNS |現代最強の「インフルエンサー」
・人間の脳は悪い噂が大好き
・ゆりかごから墓場までの社交性
・人生の数年がフェイスブックに吸い取られる
・私たちは自分のことを話したい
・SNSを使うほど孤独に
・社会的地位は精神の健康のために重要
・フェイスブックが人生の満足度を下げる
・SNSは様々な方向から私たちに影響を与える
・SNSが女子に自信を失わせる
・他人は自己を映す鏡
・では、SNSが私たちの共感力を殺すのか?
・あなたの注目を支配しているのは誰?
・デジタル軍拡競争
・どんな商品が欲しいのか、決めるのは私たち
・「自分たちvsあいつら」の血塗られた歴史
・フェイクニュースが広まるメカニズム
・そろそろデジタル・デトックスを
第7章:バカになっていく子供たち
・子供のスマホ依存
・アルコールは禁止するのに
・幼児には向かないタブレット学習
・報酬を我慢できなくなる
・学校でのスマホー敵か味方か?
・スマホ追放で成績アップ
・若者はどんどん眠れなくなっている
・若者の精神不調が急増している
・長期調査の結果も同じ
・インターネットを携帯できるようになった時代
・精神状態vs依存
・スクリーンタイムの概念
第8章:運動というスマートな対抗策
・情報のTsunami
・少しの運動でも効果的
・では、なぜ集中力が増すのか
・子供でも大人でも、運動がストレスを予防する
・ストレスに対する心のエアバッグ
・ますます運動量が減っている
・すべての運動に効果がある
第9章:脳はスマホに適応するのか?
・私たちのIQは下がっている
・タクシー運転手の脳が変化した理由
・「鉄道酔い」と「デジタル酔い」の決定的違い
・研究が追いつかない!
・私たちは何を失いかけているのか
・人間はまだ進化するのか
・心の不調を軽くみてはならない
・人間は幸せな生き物ではない
・テクノロジーで退化しないために
第10章:おわりに
・デジタル時代のアドバイス
・コラム
・適度なストレスにさらされよう
・人前で喋る恐怖
・不安は人間特有のもの
・どんな人がスマホ依存症になるのか
・マルチタスクによって間違った場所に入る記憶
・スマホでうつになる?
・スクリーンは食欲にまで影響する?
・一生のうちに何人と知り合えるのか
・手薄になる自己検閲
・何にいちばん嫉妬する?
・なぜ前頭葉は最後に成熟するのか
・私たちはひどい体型
謝辞
人生のバイブルにー訳者あとがき
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