【超要約】ケーキの切れない非行少年たち

犯罪 ④人間関係(上司部下、リーダーシップ)



少年院で法務技官として勤務していた著者が、自らの経験から困っている子供たちを学校や社会で困らないように導く実践的なメゾットを公開しています。

少年院では「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いましたが、
問題の根深さは普通の学校でも同じという。是非ご覧ください。


はじめに


第1章:「反省以前」の子どもたち

・「凶暴で手に負えない少年」の真実
・世の中のすべてが歪んで見えている?
・面接と検査から浮かび上がってきた実態
・学校で気づかれない子どもたち
・褒める教育だけでは問題は解決しない
・1日5分で日本が変わる

第2章:「僕はやさしい人間です」と答える殺人少年

・ケーキを切れない非行少年たち
・計算ができず、漢字も読めない
・計画が立てられない、見通しがもてない
・そもそも反省ができず、葛藤すらもてない
・自分はやさしいと言う殺人少年
・人を殺してみたい気持ちが消えない
・少年幼児ばかり狙う性非行少年

第3章:非行少年に共通する特徴

・非行少年に共通する特徴5点セット+1
・【認知機能の弱さ】見たり聞いたり想像する力が弱い
・「不真面目な生徒」「やる気がない生徒」の背景にあるもの
・想像力が弱ければ努力できない
・悪いことをしても反省できない
・【感情統制の弱さ】感情を統制できないと認知機能も働かない
・ストレス発散のために性非行
怒りの背景を知らねばならない
怒りは冷静な思考を止める
・感情は多くの行動の動機づけである
・【融通の利かなさ】頭が硬いとどうなるのか?BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)
・学校にも多い「融通の利かない子」
・融通の利かなさが被害感につながる
・【不適切な自己証価】自分のことを知らないとどうなるのか?
・なぜ自己評価が不適切になるのか?
・【対人スキルの乏しさ】対人スキルが弱いとどうなるのか?
・嫌われないために非行に走る?
・性の問題行動につながることも
・【身体的不器用さ】身体が不器用だったらどうなるのか?
・不器用さは周りにバレる
・身体的不器用さの特徴と背景

第4章:気づかれない子どもたち

・子どもたちが発しているサイン
・サインの「出し始め」は小学2年生から
・保護者にも気づかれない
・社会でも気づかれない「クラスの下から5人」の子どもたち
・病名のつかない子どもたち
・非行化も懸念される子どもたち
・気づかれないから警察に逮捕される

第5章:忘れられた人々

・どうしてそんなことをするのか理解不能な人々
・かつての「軽度知的障害」は人口の14%いた
・大人になると忘れられてしまう厄介な人々
・健常人と見分けがつきにくい
・「軽度」という誤解
・虐待も知的なハンディが原因の場合も
・本来は保護しなければならない障害者が犯罪者に
・刑務所にかなりの割合でいる忘れられた人々
・少年院にもいた「忘れられた少年たち」
・被害者が被害者を生む

第6章:喪める教育だけでは問題は解決しない

・褒める教育で本当に改善するのか?
・「この子は自尊感情が低い」という紋切り型フレーズ
・教科教育以外はないがしろにされている
・全ての学習の基礎となる認知機能への支援を
・一医療・心理分野からは救えないもの
・一知能検査だけではなぜダメなのか?
・「知的には問題ない」が新たな障害を生む
・ソーシャルスキルが身につかない訳
・司法分野にないもの
・欧米の受け売りでは通用しない

第7章ではどうすれば? 1日5分で日本を変える

・非行少年から学ぶ子どもの教育
・共通するのは「自己への気づき」と「自己詳価の向上」
・やる気のない非行少年たちが劇的に変わった瞬問
・子どもへの社会面、学習面、身体面の三支援
・認知機能に着目した新しい治療教育
・学習の土台にある認知機能をターゲットにせよ
・新しいプレーキをつける方法
・子どもの心を傷つけないトレーニング
・朝の会の1日5分でできる
・お金をかけないでもできる
・脳機能と犯罪との関係
・性犯罪者を治すための認知機能トレーニング
・被虐待児童の治療にも
・犯罪者を納税者に

おわりに

コメント

タイトルとURLをコピーしました