【超要約】サクッとわかるビジネス教養 行動経済学

本 ①ビジネス・お金


◆ サクッとわかるビジネス教養 行動経済学 ◆
  
行動経済学=心理学+経済学
  
人間のもつ非合理な一面に着目した行動経済学は、すべての人に役に立ちます。
  
伝統的な経済学は「人間は合理的に行動する」という考え方。
 
しかし、実際の経済行動にあてはまらないことも多かった。
そこで生まれたのが行動経済学です!
  
行動経済学を学ぶことによって得られるメリットは以下の3つ。
  
❶ マーケティング → 消費心理によりそう広告や販促が可能に
❷ マネジメント → 人の行動の傾向がわかれば、同僚や部下とのコミュニケーションも円滑に
❸ 自己実現 → 誘惑に負けずに目標を達成できるように
 
わたしはこの学問の特徴は非常に実践的な理論が、身の回りの多くのいろいろなところで使われているところだと思います。
  
これを学べばすぐに自分にプラスの行動を身に付けることができるでしょう!
  
  
▫️構成
  
第1章:基礎から学ぶ!知って得する行動経済学の考え方
第2章:人間らしい心の動き-ヒューリスティック
第3章:意思決定の仕組み-プロスペクト理論
第4章:マーケティングに生かす! 行動経済学の活用事例
第5章:行動経済学の目玉! -ナッジ理論
第6章:ビジネスで役に立つ! -行動経済学の応用法
  
  
▫️〇〇とは‥
  
・イケア効果
自分が苦労してを加えたものに対して愛着を抱き実際の価格以上に価値を感じる現象。
  
・おとり効果
選択肢の中におとりとなるような選択肢を混ぜることで、他の選択肢の評価が上がること。
  
・確証バイアス
選択的知覚によるへだたった情報をもとに都合よく判断してしまうこと。
  
・サンクコスト効果(=コンゴドル効果)
既に導入して回収できない費用を無駄にしたくないという思いから、損することがわかっていてもやめられなくなってしまうこと。
  
・スノッブ効果(⇔同調効果)
「他人と同じものは嫌」と言う心理が働き、希少なものほど購入意欲が高まる現象。
  
・ナッジ
自発的に望ましいことを選択するように促すこと。
  
  
▫️To Do リスト
  
・コンビニやスーパーで、行動経済学が使われているポイントを考える癖をつける
・テレフォンショッピングの番組を観て学ぶ
・ 広告を観たら数値の使い方を考える
  
  
▫️印象に残った言葉
  
・消費する側とされる側の両者にメリットを与える。つまり、誰もが役立てられる可能性をもつのか行動経済学です。
  
・心理学+経済学=行動経済学
  
・経済学は、あらかじめ定義された標準的な行動をベースとして理論を展開していく演繹法的な学問であったのに対し、行動経済学は実際の行動から理論を形成していく帰納的な学問。
  
・行動経済学は「マーケティング」の別称に過ぎない
  
・人は記憶に残っているものを信用する。テレビCMやウェブ広告、車内広告などでよく見聞きするものは身近に感じ、さらに「売れているものと」思い込む傾向がある。
  
・5人ではサンプルが少なすぎるが、5分の4という割合はインパクトが強い
  
・たとえ同じワインでも、値段が高いだけで本当においしいと感じることがある。
  
・「わが社が生き残る可能性はわずかだが…」を「わが社が生き残る可能性はゼロじゃない!」に言い換える→フレーミング効果
  
・1gと1,000mgの表記の違い
  
・うな重には松竹梅がありますが、松だと贅沢すぎるし、梅だと寂しすぎると感じて、多くの人が無難な竹を選びます。
  
・人は得よりも損を重く感じる→プロスペクト理論
  
・人は確率を正確にとらえるのが苦手です。合理的に考えれば宝くじは買わないのが普通。
  
・心の口座が意思決定を左右する。人は頭の中で、月の支出を生活費、娯楽費など、複数の口座に分けており、それぞれの口座の中でやりくりを行っている。
  
・自分が苦労して手を加えたものに対して価格以上の価値と愛着を感じる。IKEAの家具が人気の理由の1つ。
  
・桁を1つ少なく感じさせれる魔法の数字「980」
   
・切りの良い数字は「高い」と言う印象与える
→車や時計など
  
・安価なものは割引率よりも価格の方が安く感じる。120円の2割引よりもおにぎり全品100円
  
・番組の中で2回か3回に分けて徐々に値下げして行った方が視聴者は購買意欲をかき立てられる。これは値下げ前の金額を提示することによって、その価格がアンカーとなるから。
  
・人はポジティブな情報よりネガティブな情報に注意を向け、記憶にとどめがち。
  
・1度でも自分のものであると感じると、価値を2倍以上に感じる

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